今日は、不動産取引の立会をさせていただきました。
私は、買主様のほうを担当。
基本的に私たちは、不動産の取引の場合、決済当日に初めて買主様や売主様にお会いすることがほとんどです。
今日も、買主様、売主様と初めてお会いしました。
売主様はある不動産業者の方です。
名刺を交換したところ、はじめてお会いするはずなのに、なぜかよく知っているお名前。
すぐにわかりました。
facebookです。
お互いの居住地が近いのもあったのでしょう、いつのころからかfacebookで友達になっていました。
こんな偶然もあるんですねえ。
不動産の取引は、居住地とは全然関係のない場所で行われたのですが、世の中狭いものです。
その方の記事は何度となく目にしていたのですが、一気に親近感がわきました。
大阪市淀川区の司法書士いまよし事務所です。遺言,遺産相続,相続放棄,成年後見,不動産登記,会社設立,商業登記など仕事の話題や、釣り、西中島食べ歩きなど気ままな話題も。
2015年9月18日金曜日
2015年9月1日火曜日
長期間放置された相続登記のきびしい結末
ずっと昔に発生した相続登記が放置され、今になってようやく手をつけようとした事案。
登記名義人である被相続人の死亡は昭和34年。
死亡時点で子どもはなく、配偶者と直系尊属である母親が相続人。
それ以降、配偶者の死亡、母親の死亡により連続して相続が発生するも、放置。
今から2年ほど前に一度、自力で相続登記をしようとしたが挫折、それから放置。
重い腰を上げての、相続登記の依頼。
相続人調査の結果、
代襲相続や数次相続が重なりに重なって、現時点での相続人はなんと18人。
あったこともない人が大勢。
まだこれだけなら、なんとか連絡をとって遺産分割協議が整えば、特定の相続人の単有にできそうなもの。
18人のうち、親子で相続人となっている方がいて、その子が未成年なので、特別代理人の選任申立が必要。これはクリアできそう。
ところが、18人に膨れ上がった相続人の1人がなくなっていて、その相続人が不存在というのが判明。
これは、遺産分割のためには相続財産管理人の選任申立てが必要。
管轄の裁判所に予納金を確認すると、事案を問わず一律で100万円の予納が必要で、管理人の候補者の指定は一切受け付けず、裁判所が弁護士を選任するとのこと。
依頼者にそのことを話すと、相続登記の不動産の価格が知れているのに、裁判所に100万円もの予納金を納めるのは無理、と。
結局、相続登記は断念せざるを得ず、迷宮入り。さらに深い眠りにつくことに。
相続登記放置の痛いケースの典型です。
登記名義人である被相続人の死亡は昭和34年。
死亡時点で子どもはなく、配偶者と直系尊属である母親が相続人。
それ以降、配偶者の死亡、母親の死亡により連続して相続が発生するも、放置。
今から2年ほど前に一度、自力で相続登記をしようとしたが挫折、それから放置。
重い腰を上げての、相続登記の依頼。
相続人調査の結果、
代襲相続や数次相続が重なりに重なって、現時点での相続人はなんと18人。
あったこともない人が大勢。
まだこれだけなら、なんとか連絡をとって遺産分割協議が整えば、特定の相続人の単有にできそうなもの。
18人のうち、親子で相続人となっている方がいて、その子が未成年なので、特別代理人の選任申立が必要。これはクリアできそう。
ところが、18人に膨れ上がった相続人の1人がなくなっていて、その相続人が不存在というのが判明。
これは、遺産分割のためには相続財産管理人の選任申立てが必要。
管轄の裁判所に予納金を確認すると、事案を問わず一律で100万円の予納が必要で、管理人の候補者の指定は一切受け付けず、裁判所が弁護士を選任するとのこと。
依頼者にそのことを話すと、相続登記の不動産の価格が知れているのに、裁判所に100万円もの予納金を納めるのは無理、と。
結局、相続登記は断念せざるを得ず、迷宮入り。さらに深い眠りにつくことに。
相続登記放置の痛いケースの典型です。
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