今日は、被後見人Aさんの顔を見に行ってきました。
月の初めは割と時間が空くので、後見訪問業務に充てることが多いのです。
さて、
Aさんは85歳。
半年前にグループホームに入所しています。
私が後見申立ての相談を受けたときは、市営住宅に一人暮らしで訪問介護を受けていました。
お金がすぐになくなってしまうという相談で、聞けば、近所のスーパーで万引きしているらしいという。
また、窓からティッシュペーパーを投げ捨てるという癖があって、まわりから苦情きていました。
体は元気で、一人で毎日どこかに出かけていました。
スーパーの店長さんには、Aさんが万引きしている可能性のある事を説明し、何かあれば連絡をもらえるようにし、地元の警察にもあらかじめ事情を説明しておきました。
そんなこんなで独居生活を続けていましたが、問題行動も多く、健康面での問題もあったため、グループホームに入居したのです。
ちなみに、生活保護を受給しており入居の費用は保護費でまかなわれました。
Aさんは、相変わらず元気でにぎやかです。
Aさんは、私のことはなんとなく覚えているようです。
それだけでもうれしいものです。
部屋の中を見せてもらうと、床が汚れています。
ほこりが結構たまっていました。
ケアマネージャーさんに、部屋の掃除はしてもらえないのかと聞くと、本人に能力があるので、自分でできることはやってもらうのだといわれました。
まあ、Aさんには掃除する能力は十分あるし、それもそうかなと。
私 「Aさん、部屋汚れてるやん」
Aさん 「そうかなあ~。でもほうきないねん」
私 「じゃあ、借りといで。あと雑巾も。掃除しよか」
Aさん 「わかった。」
Aさん、ちゃんとほうきとぬれた雑巾を持ってきました。
そして、一緒にテレビや家具を動かしながら、掃除をしました。
「Aさん、そこ掃いて。そこ拭かなあかんで~。」
Aさんは、一所懸命掃除しました。おかげで部屋はきれいになりました。
満足そうに、あんたのおかげやわ、と。
なんだか、楽しい訪問でした。
そのあと、ケアマネージャーさんに最近の状況をお伺いし、帰りました。
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