今日は丸一日研修。
成年後見業務を扱う司法書士は、成年後見センター・リーガルサポートに所属している
人が大半で、
リーガルサポートでは、会員に研修の単位取得が義務付けられています。
今日はその単位を取得するため、朝から夕方まで研修。
来週も朝から夕方まで研修。
今日の研修のひとつに「認知症の理解」という項目があって、実際に介護の現場に立っておられる介護支援専門員の方の講義でした。
司法書士は法律には詳しくても、介護の実務的な知識は詳しいわけではありません。
成年後見業務を行うにあたっては、民法や後見に関する法律だけを知っていればよいわけではなく、
知識として介護や医療などの分野も勉強しておかないといけません。
この講義では、認知症の正しい理解、認知症の人への接し方、認知症に対する施策など、介護の現場や実務に即したお話を聞くことができました。
驚いたのは、認知症の患者数で、高血圧に続き第2位の患者数で、次いで糖尿病なのだそうです。
また年代別では、85歳で40%、95歳を超えるとほとんどの人が認知症になり、女性のほうが有病率が高いとのことでした。
一番勉強になったのは、私たちから見た認知症の人の様子と、認知症の人の視点に立ってみた場合のズレがあるという話。
何度も同じ話を繰り返すときの認知症の方の気持ちは、気になるから聞いているだけ。ただし、聞いたことを覚えていない、ということ。
これを、周りの人が、否定したり、「さっき聞いたでしょ」などと対応すると、自分を否定されたような気持になる、ということで、そういう場合の対応の仕方なども解説がありました。
接し方というのは、普段被後見人の方に面会するときも難しいなあと思うことはよくあります。
とても勉強になった研修でした。
お昼は近くの上等カレーで。
さて、頑張ります。
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